COLUMN

コラム

2024.12.28

【イエプロ2025インタビュー記事】自然とともに生きる、自然体の暮らし。

「イエプロ2025」に、当社代表の神野和彦のインタビュー記事が掲載されました。
記事では、神野の建築コンセプトや、住宅設計において大切にしていることについて語っています。
ぜひご覧ください。

高知市の五台山に位置する四国霊場第31番札所・竹林寺。ここには、神野さんが敬愛する建築家・堀部安嗣氏が設計した納骨堂があります。美しい自然と調和したその建築は、庭と建築の関係性を大切にしており、家づくりの理念と通じる部分が多くあります。

「TURNING POINT 〜私が建築家になるまで〜」

子どもの頃、父に頼まれて実家の間取り図を描いたことが、建築を意識するきっかけでした。初めて自分の家を建築として捉え、図面に描き起こしていく作業がとても楽しく感じられたのを覚えています。「これを仕事にしたい」と思ったのはその頃です。その後、松山工業高校に進学し、古建築研究家として著名な犬伏武彦先生と出会ったことで、自分の進むべき方向が明確になったと感じています。

Q1「季織の家」のコンセプトとその想いについて紹介してください。

自然とともに暮らし、四季の移ろいを楽しむ。
心地よく、ありのままの自分でいられる家づくりを目指しています。

暮らしやすい家とは、一人ひとりの心と体に本当に必要なものを追求することで、「自然とともに生きること」にたどり着きます。
「季織の家」が目指すのは、ありのままの自分で過ごせる住まい。あたたかく、やわらかく、清らかな空間で、健やかに日々を紡げるように、自然素材を活かし、四季を感じられる心地よい家づくりを大切にしています。
また、心地よさを支える性能も重要視しています。自然素材を使いながらも、高い断熱・気密性能を標準仕様とし、丁寧な設計と施工を実現しています。さらに、「家」と「庭」という字を合わせて家庭なので、住まいから庭を眺めて楽しむ豊かさを設計に取り入れることを大切にしています。

Q2 住宅設計で大切にしていることは何ですか?

お客様との対話を重ねることで、互いに理解を深め合うことです。

家は住まい手の暮らしを形づくるものです。そのため、丁寧なヒアリングを通じて、その人が求める暮らしを読み解き、それを設計に活かすことは当然のことだと考えています。
しかし、単に話を聞くだけではなく、私自身が考える家づくりや、自然素材のメリットやデメリットについてもきちんとお伝えすることが同じくらい重要です。これが「対話」の本質です。たとえば、自然素材の経年変化を「美しい」と感じるか、「劣化」と捉えるかは人それぞれです。だからこそ、その特徴をしっかりと説明し、理解を深めていただく必要があります。
さらに、施主と設計士という関係を越えて、人と人として一歩踏み込んだ雑談を重ねながら、お互いを理解していく。このプロセスを大切にすることで、その人にとって唯一無二の住まいが生まれるのだと信じています。

Personal Photo


#季織の家
「季織の家」のコンセプトを体現する事務所のヌックスペースでのひとときは、施主さまとの打ち合わせを振り返る時間でもあります。「ホッとひと息つきながら、考えを巡らせています。」

#ホテル巡り
宿には一期一会の楽しみがあるとのこと。最近では、観光よりも宿泊自体を目的に旅行へ行くことが増えているそうです。滞在したホテルのデザインや素材から、新たな発見や気づきを得ることもあります。

#自然
自然と住まいの関係性を大切にする神野さん。休日には、自然を求めて体が動いてしまうのだとか。滋賀県の「ラコリーナ近江八幡」では、自然と建築が理想的に共生する姿に感銘を受けたそうです。

#寺社仏閣
古建築を観ることが好きな神野さんにとって、寺社仏閣を訪れることはライフワークの一部です。「先日、奈良県の法隆寺を訪れましたが、その見事な意匠に感動しました」

Profile

1972年松前町生まれ。松山工業高等学校建築科卒業。総合建築設備会社、住宅建材メーカー、建設会社を経て 、2005年ワンズスタイル設立。日本自然派住宅研究機構代表理事 。一級建築施工管理技士 、一級土木施工管理技士、古材施工技術士ほか。演劇の舞台も手掛ける。

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