COLUMN

コラム

2024.12.28

【イエプロ2023掲載インタビュー記事】いいものに触れると、心が動く。

「イエプロ2023」に、当社代表の神野和彦のインタビュー記事が掲載されました。
記事では、神野が仕事へのモチベーションやより良いものを追求する姿勢について語っています。
ぜひご覧ください。


1901年(明治34)に大州商業銀行の本店として建築され、現在は観光施設として公開されている「おおず赤煉瓦館」。神野さんが初めて仕事で歴史的建築に携わった場所だ。「高校時代、犬伏武彦先生の手伝いで調査へ。アルバイトでしたが 、初めて対価をいただいた仕事でした。」

Q1 仕事のモチベーションとしているものは?

同じ想いを共有する建築仲間とのつながりが、より良い家づくりに。

自然派の家づくりに取り組む仲間と立ち上げた「日本自然派住宅研究機構(NSJ)」。現在は北は宮城、南は熊本まで30社前後の会員がいます。メンバーは、工務店や建材屋、左官職人さんたち。施工した家を見学したり、自然素材について情報交換をしたり…そこに営業的なものはなく、いいものを共有する場として機能しています。私がライフワークとしている「素材の産地を訪ねる旅」も、メンバーのお膳立てがあって実現しています。みんな本物志向なので、接しているとモチベーションが上がるんですよ。いいものを見れば見るほど目が肥えていき、さらにいいものに出合える。それを家づくりに活かしていきたいと考えています。

Q2 より良いものをという欲求はどこから?

家はすべてのデザインを込められる箱だから情報の集積に意味があります。

空間デザインに建築デザイン 、アート … 。家って 、すべてのデザインが入っているものだと思うんです。ということは、それを表現するための引き出しは多い方がいい。お客さまのご趣味を聞いたら調べてみますし、逆にもともと知っていたことがお客さまの趣味とマッチすることも。とにかく知りたがりなので、寝る間も惜しんで情報収集に励んでいます。何より「家づくりを楽しみたい」というのが根本にありますから。杓子定規なことだけではなく、「こうしたら、お客さまに喜んでもらえるんじゃないか」と思ったことには妥協しない。お客さまが幸せになれるものづくりのため、壁を越える方法を考えていきたいですね。

Personal Photo


#近現代建築探訪

新旧問わず、さまざまな建築を訪ねてインス ピレーションを得ている。高知県梼原町の隈研吾建築や、滋賀県の佐川美術館茶室など、現代の材料と技術による建築はとても勉強になるそう。

#自然が好き

山の資源を活かした活動を行う岡山県西粟倉村へ視察に行ったとき、きれいに植林された杉林や原生林を見て感動したそう。「冬と夏の2回訪れ、自然の豊かさ、活動の素晴らしさを実感しました」。

#N S J サミット

NSJの仲間が全国から集まり、建築談義で盛り上がる「NSJサミット」。福島で 雪山キャンプファイヤーをしたりして、大人たちが遊んでいる。「今年は久しぶりに開催できるかも…と期待しています」。

#美術館めぐり

絵を鑑賞するのも好きで、美術館は建築としても興味深いものがあるという。「特に上野なんかは街にいくつも美術館が点在しているので、ゆっくりと散策しながら訪ね歩きたいですね」と神野さん。

Profile

1972年松前町生まれ。松山工業高等学校建築学科卒。総合建築設備会社、住宅建材メーカー、建設会社を経て、2005年ワンズスタイル設立。日本自然派住宅研究機構代表理事。一級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士、古材施工技術士ほか。演劇の舞台美術も手掛ける。

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